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長い長いあいだ
ずっと積み上げてきた価値観が
「常識」なんだと思う
学校で学ぶのが「常識」
働くのが「常識」
お店で物を買うのが「常識」
集団社会で求められ続ける
一般常識という物は
国や時代によって形を変える
もし常識を言い換えるなら
「望み」なんだろうか
空気を読むのが営業の常識であり
「望まれる」人であるように
事務や運転手が週5日働くのが
当たり前だと「望まれる」ように
そのくらい常識でしょうと
言われることは
そのくらいを「望まれて」
いるという事なのか
常識というイメージで語られると
果たせなかった時に
集団社会からはみ出た落伍者に感じる
だが「望み」だと変換すれば
先方や会社にそう「望まれて」いるだけと
とらえて気が楽になる
奴隷がいて当たり前だった「常識」や
江戸時代の月代の「常識」
働かない「常識」や
24時間働くのが「常識」といった
時代によって覆る社会の「望み」に
さも当然というような
恒久的な意味を持たせなくても良いのだ
それなのに「常識」で人は
簡単に結束して争い潰し合う
多様化して様々な文化を知り合ってなお
「常識」に囚われる
根底に眠るのは
そうしないと雇われず
追求され追い詰められ働けず困窮する
一方通行な社会構造にある
農耕民族が栄え
遊牧民族を見下すように
道具でしかないはずの通貨に
必要以上の価値を見出した通貨収集ゲームは
何千年続いているのだろう
ことごとく通貨が無くて
悲惨な死や凄惨な犯罪や理不尽に耐えて
国を失い家族を亡くす姿に
恐れ震えながら
常識に怯えて
常識が望むままに生き
常識として死ぬのだろう
なぜ人は他者に
常識を求めてしまうのだろう
同じ志を持った集団で
求め求められて生きるのが
幸福だと知りながら
月曜日出勤します
10:00〜16:00
ご用命をお待ちしてます
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青空の下
乾いた強風によろけて
髪が吹き荒ぶ
梅の花びらが散り散りに舞い
まぶしい日差しは
冬の終わりを感じさせる
砂塵が入りそうで目を細め
鼻や口を守ろうと頭を俯けたら
外套がバタバタと音を立てた
冬は急激に全てを凍てつかせ
灰色に染め上げてなお
こうして今も
去り際すら凶暴な風で吹き飛ばす
突風が唸りながら建物に当たり
窓をガタガタ揺らし
隙間からびゅうびゅうと鳴く
渦を巻いて
何もかも
冬と共に連れ去ろうと
卒業や別れや移動や
新しい芽吹きの種を振り撒いて
物悲しいこの気持ちも
みんな巻き上げられていく
火曜日出勤します
10:00〜16:00
ご用命をお待ちしてます
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ギラついた視線も
気持ち良さそうな仕草も
やぶさかではない
正直な身体も
漏れ出る甘い声も
なかなか
全身に炭酸が弾けてスパアクする
刺激的な化学反応に
チカチカと眩暈がする
美味しいジュースは
いつだって最高だ
金曜日出勤します
10:00〜16:00
ご用命をお待ちしてます
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たまに考える
幸せだなあって
雨風しのげて
お腹空いたらご飯を食べられる
いつでも連絡できて
本を読める
毎日温かいお風呂に入れて
具合が悪くなったら病院に行ける
そうしてお布団で寝られる
なんて素晴らしいんだろう
沢山の幸せの形があるけど
本当の自由ってものには
不自由がつきものだ
「幸せ」を正しく幸せなんだと
感じられる自分は
幸運なのかもしれない
木曜日出勤します
10:00〜16:00
ご用命をお待ちしてます
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心は永遠の少女だ
いまだにラブストーリーに胸が高鳴り
好きという単語を聞くたび振り返る
スイーツにはしゃぎ
可愛い洋装に気をとられ
動物の赤ちゃんで騒ぐ
感動すると涙腺がゆるみ
情に弱く
セールストークに負け
気づけば散財して反省する
見た目は年々と老いるのに
気分は順々とならず
体力の衰えを気にして
急に運動し始め体を壊して泣く
鏡を見てげんなりするのに
流行にそわそわして
軽く流し読みし
日々の料理や掃除にうんざりする癖に
高い料理器具や
パパッと簡単な掃除機に惹かれ
唐突に手芸を始める
カラスなみに
光るアクセサリーを収集しては
見境なく本を揃える
どうも私です
木曜日出勤します
10:00〜16:00
ご用命をお待ちしてます
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雨の日
アスファルトの道路に落ちていた
びしょ濡れの漫画本を見つけた
カバーはなく
潰れたカエルみたいだった
汚らしく
みすぼらしく
道ゆく人から避けられている
その本が
まるで自分のように感じて
目が離せなかった
そっとつまむように
持ち上げたら
不思議とページ破れも欠けもなかった
そんな物捨てて来なさい
親はそう言うだろう
道端に落ちたゴミなんて
だけど自分も学校でよく避けられる
みすぼらしく
何一つ褒められる物もなく
相手にすらされない
いつも1人だ
まだ見つからないだけかもしれない
苦手でも、この後出来るように
なるかもしれない
いつか出来て、認めてもらえる日が
来るかもしれない
そんな漠然とした「希望」や
「可能性」を抱えていたからだろう
本が可哀想に感じた
車に轢かれて千切れ
ゴミ回収車の轟音の中で潰れるのは
まだ早いような気がしたのだ
パラパラと雨の当たる音を
聞きながら
ずぶ濡れの本を拾った
部屋でドライヤーを当て
乾かすうちにパラパラと砂が落ちた
ページは波打ってヨレヨレだ
始めは起死回生くらいに思っていた
良いところの無い自分に似た本に
手を差し伸べたような
高潔な行為とすら感じて
拾った本に親近感すら持っていたのに
拾った漫画は
鳥山明のDr.スランプだった
人生で初めて手にした漫画だ
驚くほど面白かった
人生の分岐点がカチリと変わる音がした
漫画に何度感動させられただろう
人生で何度救われて、笑えたのだろう
辛い時、暇な時
何度読んで夢中になっただろう
人生の避難所で
自分とは真逆の存在だった
しばらくして
ふと漫画を落とした人は
ガッカリして探したかもしれないと
思い至り交番に届けたが
取り扱ってもらえなかった
(小⚫︎生だったからかもしれない)
案外、雨の日の記憶は
悪い事ばかりではない
木曜日出勤します
10:00〜16:00
ご用命をお待ちしてます
投稿日時

大きな段ボールは
妙に魅力を持っている
カッターで窓を切って
上手い具合にパカパカ開けると
出入り口も作りたくなる
トーテムポールのように
重ねたり
城を建築したくなる
どこまでも横に
トンネルを繋げて迷路が続き
ガムテープ越しに光が差す
そうしてボロボロになると
土手の坂道にひいて
段ボールで滑って
雨の日に
猫の雨宿りになる
世界一手軽で
気を抜くと指が切れる
荷物を入れられる段ボール
そんな凄い段ボールの魅力に
敵うわけがない
火曜日出勤します
10:00〜16:00
ご用命をお待ちしてます
投稿日時

慣れた頃が一番いけないね
何がいけないって
大丈夫だと思うことさ
太宰治なんかが正にそうだろう
あんな人たらしの癖して
肝心な時に逃げ遅れたんだ
頃合いと見切りを間違えて
サァカスの
火の輪くぐりに失敗する様なもんだよ
上手く火の輪を
くぐり抜けたつもりでいたら
我が身に火が着いてた
あれは女の情念って火だろうが
おお、怖い
女ってものは本当に怖いねえ
だけど男も案外に恐ろしいものだよ
特に頭の良い、さかしらな奴や
嫉妬や僻みってのは人を狂わせちまう
天神様を前に大それたことは
言えないがねえ
いつだって用心こそが
一番大事さね
功を焦って
頃合いや見切りを間違えないよう
細心の注意を払うのが肝要
それと駄目な時のための保険
コレを忘れちゃあいけない
いつだって逃げ道は用意しておくもんさ
囲碁は女
将棋は男
って言うからねえ
火曜日出勤します
10:00〜16:00
ご用命をお待ちしてます
投稿日時

ギリシャ神話のアフロディーテ
(愛の女神)が創造し
手を触れた事で香りがついたとされる
スイートマジョラム
古代ギリシャのローマでは
幸せになるシンボルとされており
花嫁、花婿が花輪として被った
また冥福を祈って墓に添えたり
魔除けにもなった
マジョラムは肉や魚の臭み消しや
ハーブティー、スパイス等
ドイツのソーセージに練り込まれたり
アロマオイルでも知られる
バスタブや紅茶、オイルに数滴入れて
愛の女神が与えた香りに包まれ
頑張っている心身を
癒すのも、たまには良いかもしれない
月曜日出勤します
10:00〜16:00
ご用命をお待ちしてます
投稿日時

生物は愚かだ
失うのが分かっていてなお
失ってから困り
集団やコロニーを形成するほど
よくばり、奪い合い
互いを倦厭する
崇高で気高い存在を欲しながら
下劣で卑怯な戦いを重ね
悪辣で傲慢、高慢チキな視線で見る
大量絶滅を繰り返しては
環境に適応した様々な生物が台頭し
あっけなく滅びてゆく
まるで腸内細菌みたいだ
悪玉菌と善玉菌
大多数の日和見菌のバランスによって
繁栄と共存を成り立たせている
悪玉菌が勃興しては
地球が体調不良を起こし
善玉菌が台頭しても
綺麗すぎる環境に生物が適応せず
イニシアチブを持つ方に
大多数の日和見菌は流される
そして抗生物質のような隕石落下や
環境変化によって
その都度大量絶滅しては
またぞろ新しい生物が誕生する
常にパワーバランスは存在し
その中で生きながら
愛を求めて愛を捧げる
その愛を現象とも自我とも
感情とも本能とも神とも呼びながら
コモディティを形成する
月曜日出勤します
10:00〜16:00
ご用命をお待ちしてます
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