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アラビアンナイト 川崎 / ソープ

8:30~翌0:00

当日予約8:00~

神奈川県川崎市川崎区堀之内町13-8

JR川崎駅/京急川崎駅 ※送迎車ご用意致しております。

入浴料 11022,000円~

利用可能カード:VISA、MASTER

044-233-4152

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アカリ

アカリ(21)

アカリ(21)

T164 B88(E) W56 H87

本日出勤 11:00〜翌00:00

ジューダス・クライスト【第二十七話】

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お題:異世界転生・歴史探訪

嘘つき同士の友情・最期の晩餐

希望と空虚・臆病者

据え膳食わぬは男の恥

正解と正しいは違う

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「あのさ、アテネのテミストクレス将軍から

要請があったって

僕たちには神聖な

カルネイア祭があるじゃないか。

明日から九日間、軍事行動は禁止だ。

それはアポロン神との硬い約束だ。

これを破ったら君、ペルシアどころか

神罰で国が滅びますよ」

古代スパルタにおいて

神事は命よりも優先される。

だというのになぜ自分だけが

史実の都合で

駆り出されなければならないのか。

ムカつく。

ということで筆山は

とりあえずゴネてみることにした。

「仰る通りなのですが

そこは、まあ、そのぉ、アテネが

『スパルタが出兵するなら

ペルシア戦争においての軍事指揮権を

スパルタに委託する』

と、こう言ってきてるものですから」

老人がまごまごした

下から説得するような

卑しい感じで言った。

なんたる浅ましい態度か。

筆山は尚更に苛々してきた。

そっちがそうくるなら

こっちだって徹底的にゴネてやる。

「なるほど。

軍事指揮権を預かるということは

一時的にしろスパルタが

ギリシャの宗主国になるということ。

君たちはその目先の果実に

目が眩んでいるわけだ。

だがね、ペルシアとの戦争中に

宗主国になったからといって、何になる?

そもそも、本当に他のポリス全軍が

スパルタの命に従うと思っているのか?

あのアテネが?僕はそうは思わないね。

だってそうじゃないか。

例え軍事指揮権を持っていても

我がスパルタがそれを行使できるのは

せいぜい陸戦のみ。

一方でテミストクレスはデルフォイから

こう神託を受けたそうじゃないか。

『ゼウスはアテナに唯一

不滅なるものとして汝と汝の子らを守る

木の砦を授けるだろう』。

木の砦ってのは君、船のことさ。

つまりペルシアとの戦争を決定付けるのは

海戦ってことだ。

我がスパルタに船が何隻ある?

二十隻もないだろう。

そして、こんなこともあろうかと実は僕も

デルフォイに行って神託を賜ってきた。

『アルテミシオンに集いし

ギリシャ艦隊総数四百隻弱。

うち半数以上がアテネの船団である。

テミストクレスを信じるな』。

わかるかい?

もし軍事指揮権を僕たちが持ってたって

アテネの艦隊が動かなきゃ話にならない。

実質的な軍事指揮権は

アテネが握ることになり

結局ギリシャの宗主国は

アテネってことになるのさ」

筆山は史実を神託と偽って説得を試みた。

デルフォイの神託はスパルタにとって

絶対のはずである。

「王よ。嘘はいけませんぞ。

ここ最近に王がデルフォイに

出向いたなんて報告は

エフォロイから一切受けておりません」

しまった。

スパルタ王はエフォロイという

五人の監視官に常に見張られてるんだった。

筆山は人権を侵害されたことに

ムシャクシャした。

こうなったらとことん

ゴネ通してやろうと心に誓った。

クソジジイどもめ。

史実通りにいくと思うなよ。

こちとらもうこれ以上

死ぬのは御免被るってんだ。

「嗚呼、すまない。

今のはエフォロイの連中が

監視の目を怠っていないか

ちょっと試してみたんだ。その通り。

僕はデルフォイに行ってはいない。

しかし神託は本当だ。

僕は日頃から

アポロン神への篤信が人一倍厚くてね。

その信仰がデルフォイにも通じたんだろう。

証拠にさっきまで僕は夢の中で

偉大な予言者だった。

夢の中で僕は今の状況・詳細を

予言者たる神通力を用いて見通してみた。

したところどうだ。

テミストクレスの神託は真っ赤な出鱈目。

ヤツは十年前から艦隊の準備を整えていた。

それで、端からこの戦争の決戦を

海上に持ち込むと決めていやがったんだ。

僕たちスパルタや他のポリスは

全員ヤツに纏めて謀られ

陸戦ではテルモピュライで

時間稼ぎの囮に使われ

海戦では主導権を握られる。

結果的にペルシア戦争の功績は

ほとんどヤツのもの。

ポリス国家が揃いも揃って

アテネの詐欺師の傀儡にされて。

実に情けない話じゃないか」

筆山は、自らの史実に対する知識を総動員し

更にそれらに脚色を加えて

揺さぶりをかけた。

何としてでもこの爺たちを

丸め込んでやろうという試みだ。

「レオニダス様。

その大胆不敵な推論には恐れ入ります。

しかし例え王と言えども

つい先ほどに嘘を述べた人間の言葉を

我々が易々と呑み込むことはかないません」

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しくじった。デルフォイに行ったなんて

軽々しく言うんじゃなかった。

もはや方針を変えるしかあるまい。

筆山は心中で思い切った決断をした。

出兵だ。

こうなったら正々堂々と

ペルシアを打ち破り、勝利してやる。

それには三百などでは足りない。

出来得る限りの総戦力で

出陣を認めさせるしかない。

「だったらカルネイア祭は中止だ。

スパルタ市民一万総出で出撃するぞ」

「とんでもない。奴隷が反乱を起こします。

周辺民のペリオイコイ五万

農奴のヘイロータイ二十万。

スパルタ市民一人あたり

二十人は抱えておかねばなりません」

「じゃあ奴隷たちも一緒に連れて行くぞ」

「それでは国が空になって滅びます」

「なら五千だ。

スパルタ市民五千と奴隷十二万五千。

十三万の大軍勢で攻めるぞ」

「無理です。流石にカルネイア祭を

中止するわけにはいきません」

「なんだと?

さっきはカルネイア祭の間でも

軍事指揮権が貰えるから

出兵すべきだと言っていた癖に。何を今更」

「いえ、ですから王が最初に言った通り

カルネイア祭を疎かにしては

神罰で国が滅びます。

しかしながら

ここで一切の出兵を惜しめば

我がスパルタは

アテネやテーベの後塵を拝し

その威信を失います。

どころか『ギリシャは

戦う意志も見せぬ臆病者』

とペルシアに侮られ

戦争の全体士気が

敗戦に揺らいでしまい兼ねません」

「だから祭りに支障が出ない程度の

少数で出兵して、スパルタのために死 ね。

というわけだね」

絵守が薄く笑みを浮かべながら

割って入った。

「まあ、そのぉ。そう言うことになります。

これは我が国の権威に関わる大問題ゆえに」

老人たちは相変わらず煮え切らない調子で

まごつきながらそう言った。

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