お店の電話番号をコピー
アカリ(21)
T164 B88(E) W56 H87
見た目
OL系
特徴
非喫煙
プレイスタイル
攻め好き
ジャップカサイに惚れ込み、カルサイネイザンを背景にしたプレイなんぞいとなんでおりんす
興味の湧いた御方はメッセージでも寄こしておくんなし
わっちに遠慮はいりんせん、どうか可愛がっておくんなんし
何方様も少しでも気になったら寄っていきなんし
ご贔屓にお願いもうしんす
あちきの先祖には花魁さんがおったと聞き申しました
あちきの前世は川崎遊郭のモチモチ花魁でありんす
よろしゅうたのみもうしんす
優しい笑顔が素敵なビューティーフェイスに
愛嬌や性格の良さはまさに美のトリプルスリー♪
エロティックさ全開のバランスの取れたボディ、ふっくらした瑞々しい唇、
Eカップの極上バスト、ラインの綺麗な桃尻にひとたび触れれば
そこから甘い吐息が溢れだし、止まらない興奮をさらに加速させ、
これから始まる二人だけのストーリーを想像させてくれることでしょう。
無限大の魅力あふれる彼女に癒されつつ、
恋人感覚で新鮮な楽しい時間をどうぞお楽しみ下さいませ♪
曼殊沙華の徒花【下】
山の麓に伝家の宝刀ならぬフルアーマーで参じた私の視界は一瞬にして絶望という名の霧に包まれた。眼前に山神様が踏み荒らした跡かのように緑が溢れかえっている。ジャージ。ジャージ。ジャージ。どこまでも均一化されたダイダラボッチが手足を投げ出して、その見えない身体がどこまでも広がっている。殉職。散華。私は自由の忠実な下部として模範的な行動を示しただけであるのに戦地に身を投じる前に敗残兵と成り果てた。同時に、私の中の現実主義者が厳しく私を責め立て始めた。そもそも、自由の忠実な下部とは何ぞや。自由に飼い殺しにされてるじゃないか。阿呆め。ハナから本末転倒じゃないか。云々。しおりに「可」と書かれていたはずの私服はたった数名しかいなかった。そして、私のような極彩色を提示する殉教者は皆無だった。自由は死んだ。板垣が死んだから自由も死んだのだ。だとしたら、随分前から自由は死んでいたのだなぁ。嗚呼、私は野に咲く曼殊沙華。所詮一輪の花に過ぎぬのでございますからどうぞ皆さまお気遣いなく。目先の珍妙なるに目を奪われてご自分の脚元がお留守になっては危のうございますからね。さあさあ、どうぞ私のことなどうっちゃってくださいまし。場違いな異物感を必殺の私服より色濃く醸し出しながら私は出来るだけ小さくなって朋友たちの視線に平身低頭愛想嘆願しながら歩いた。だが、全体主義の権化である教師という名の悪魔が作成したカリキュラムは尚も悉く私を苛み続けた。チームごとの写真撮影という儀式。シャッターの音を合図に恥辱の鉄槌が振り下ろされる。緑緑と生い茂る草の中に際立つ棕櫚。一人、燦然と輝くわたくし率。シラフの太陽は馬鹿馬鹿しいまでに輝いて嫌がらせに私にスポットライトを当てているようだ。高いところであんなにも自己主張している不届き者に「目立たされている」私。なんという理不尽。皆、見るならば頭上で能天気に熱を振り撒いている目立ちたがり屋のアイツに目を向けてしまえばいいものを目が眩むのが嫌だからといってそれは御免被る様子。やーい太陽め。ざまあみろ。行き過ぎた自己顕示欲に人は閉口するのだ。目も当てられないと陰に目線を逸らすのだ。そしてその視線は根が陰でできている私に降り注いでさらに私の後ろに影を作っていく。冗談じゃないぞ、君。写真が現像され学校の廊下に貼り出された。私は全ての使徒の罪を背負い磔にされたキリストの気持ちに連帯した。ジャージの波の中にぽつねんと遠く浮いている富士。葛飾北斎の捉えた奇跡の一瞬の中に見る寂寞。「孤高」から「高」を括った虚飾を取り除けば「孤独」になるのであろうか。更にそこから「孤=個」を取り去ったらただの「毒」になったりするのかしら。私の「自我」が具現化したそれは「過ち」の決定的証拠として学び舎に展示され続けた。これは、罠だ。この学校というシステムが私をまんまと落とし穴にハメたのだ。でなければなんだって中途半端に統一もせず「私服でも可」などというネズミ捕りのような選択肢を設けたのか。私は、自らの見栄や浅はかさをとりあえず棚にあげて学校という巨悪に問いを投げかけることにした。かくも美とは、孤独である。愚かな美は、ただ笑い者になるだけである。しかし、これこそが我が闘争の歴史であるのかもしれない。災いも笑いも転じて福となること世に儘あるではないか。私の孤高は死後、評価されるかもしれないじゃないか。嗚呼、私はゴッホになりたい。そう思いながら、私は耳の代わりに今日も恥辱を削ぎ落す。自我が擦り減らないように。誰にも気づかれないように。秘密に。ひょっとしたら私すら気づいていないかもしれない。嗚呼、ゴッホになりたいものだなぁ。 ?アカリ? ※公式LINEが凍結されてしまいましたのでお手数をおかけいたしまして恐縮ではございますが再登録をお願いいたします。※9月後半はお休みいたします。
曼殊沙華の徒花【上】
――咲いたがゆえに誰よりも赤裸にされてしまう花がある。 全く山のヤツときたらすっかり澄まし顔でムードまですかしてて気に入らない。ところどころに背伸びした杉の梢がびゅうびゅう風に吹かれてああもうこんなに揺らされるなら身長伸ばさなきゃよかった、と叫んでいる。難儀なものよなぁ。目立ちたがりが過ぎるからそうなるのだよ。ついでに私の悩みもこいつ引き受けてくれないかしら。何たって私は今心が重い。いや、重いというか、沈んでいる。それも、太陽のような沈み方ではない。そもそも太陽のヤツなんてのはどうせ半日後には何食わぬ顔で酔っぱらったような朝帰りの赤ら顔を禿げ頭に射返して煩い光で人を叩き起こす癖に沈むときもこれいちいちネチネチと寂しがって酒を煽り呑まなきゃやってられんよと赤ら顔で星々の経営する夜の飲み屋街に消えていくのだ。かまってちゃんにも程がある。なんという厚顔無恥か。恥を知れ。私はお日様に怒った。もっと君は、慎ましさを持った方がいいな。いや、別に月のようになさいとかではないよ。月なんてあいつあんたの光で夜を我が物顔にしてさそれでおいていや自分はそんなに照らしませんから。人様の足元を薄ら照らす程度の役に立たない丁稚でございますから。でもほらそんな奥ゆかしさが美しいでしょう。どうぞ詩に詠んでもいいんですよ。なんて気取っている。全く図々しい。破廉恥だ。月の面の皮は鉄でできているのかしら。鉄面皮ってやつ。一人仮面舞踏会。私は月を軽蔑した。次から月ではなく鉄子とでも呼んでやろうと思った。私の沈み方といえば、鉄というよりは鉛。そう、恥辱と後悔を体に塗りたくって煮えた窯でじっくりコトコト煮込んでどんどん固まっていく鉛。ひとたび湾に投棄されたらもう浮上できないんじゃないかしら。カチカチ山で兎に挑んだ私の船は泥どころかそんな風な鉛で出来ていたのだ。なんだって人は他人の目がこんなに気になるのか。私は人目が痒くてしょうがない。あれはそう学び舎を飛び出ての、屋外活動ってやつ。学年生徒が一様に息苦しい校舎から這い出て肺臓の中身を山の空気と入れ替えましょうって束の間に与えられる自由と革命。我々は自然と対峙する独立戦争の解放軍として目をランランに輝かせながら外路に足並みを揃えて軍靴を鳴らす。否、軍靴といっても事前に配られたしおりには「服装はジャージ、あるいは私服でも可」と書いてあった。既定の軍服を強制される従軍ではなかったのだ。やはりそこは自由解放軍。偉大なる凱歌をあげるための大いなる一歩。そこにも選択の自由がある。その頃の私は、言うなれば「おしゃれ病」に罹患していた。オレンジと白のボーダーのシャツ。真っ青なズボンやけに目立つ派手なスニーカー。これが必殺の一張羅。今思えばあれは一張羅なんて殊勝な言葉で飾るにはあまりにも派手過ぎた。あまりにも過剰だった。まるで舞台衣装だった。だが私はそれを誇らしげにクローゼットに掲げていた。うっとりと眺めては悦に入りそれだけでは飽き足りず兎角、人に見せたくてたまらなかった。行軍においては確かにジャージに一日の長がある。しかし、果たしてそれでよいのか。自由解放軍を名乗りながら統一規格の軍服を身に纏い無個性の塊となるなどとそんなことでは自由の使徒として失格ではないか。私が誰に相談するでもなく選び抜いたこの美しき孤高の私服。自由とは、各々の孤高を解放し個の解放区を打ち立て独立を宣言することだ。ならば私がその先陣を切ろう。…私はあの時、孤高なる言葉に浮かれず冷静に判断を打ち立てるべきだったのだ。半端な孤高は、気高さを蔑ろにして愚かな独断に堕ちるということを。 ?アカリ? ※公式LINEが凍結されてしまいましたのでお手数をおかけいたしまして恐縮ではございますが再登録をお願いいたします。※9月後半はお休みいたします。
浅草黙示録【下】
「あ、そうだ。あんたたち」ママがふと思い出したようにカウンター下をごそごそ探り出した。「これ、着てみる?」出て来たのは、色褪せた浴衣。洗濯のりも抜けきったような布地だが妙に艶めかしい。「着る着る!それママのお古なの?」「そうよ、あんたこれ、特別よ」クロ子はノリノリである。「お姉さんたち、はいはい順番ね。写真撮ってあげるから」真っ先に袖を通したクロ子が「似合う?」と回転してみせる。「似合う似合う。銀幕スターの2号さんみたい」「2号って何?仮面ライダー?」「あんた馬鹿ねぇ、愛人よ愛人」「ダメじゃん!」クロ子はまたケタケタと笑う。ママはそんなクロ子にまた乾杯する。「ほらアカリも早く着てみなって」クロ子に半ば無理やり薦められながら私も観念して羽織ってみた。案外着心地が良い。「あら、あんたなかなか色気あるじゃない。これは1号さんね」「納得いかない!」クロ子が赤ら顔で抗議している。まだ大して呑んでいないのにすっかりできあがっている。そう、彼女は酒好きのくせに滅法アルコールに弱いのだ。下手の横好きとでも言おうか。いや、なんか違う気もする。なんだか私も酔ってきたような。「1号って正妻ってことですか?私の勝ちってことですよね?」「あんた馬鹿ねぇ1号は泣かされるのよ。可哀想に」「何号が正解なんですか!」クロ子は大爆笑だ。ママはまたも、涙に乾杯とか言って杯を仰いでいる。写真を撮り合い一通りキャッキャと浮かれ騒ぎともあれここはまだほんの二件目であることを思い出した。呑み歩きの序盤で潰れては元も子もない。「そろそろ出ようか?」充分楽しんだしということで私たちは腰を浮かせ会計を頼んだ。しかし、伝票を見た私の視界は一瞬グラつきほんのり赤みを帯びていたはずの頬は一瞬にして病的な青に変わった。二万三千四百五十円。お通しの枝豆とカクテル2杯ずつ。たったそれだけで、である。やはり一件目の酒にマジックマッシュルームでも入っていたのか。キノコに乾杯。しかし、何度まばたきしても目の前の数字は揺らがない。2万。…2万!?クロ子は「へぇ」と笑っている。ママは紅い唇の端を上げ何でもないと言った風に「カードも使えるわよ」と告げる。私は観念した。ここで払わなければきっとフィリピンかバングラディッシュ辺りに売り飛ばされてしまう。移民問題が取り沙汰されている昨今我々までがいち早くエスケープして移民と化しては我が国に申し訳が立たない。何より、そんなことになれば時を置かずして霊界の移民になる可能性が高い。やんぬるかな。財布から諭吉を引き抜く手が震えた。いや、栄吉だった。なんだか余計に腹が立った。くそぅ、諭吉を返せ!二重の意味で、そう思った。外に出ると、浅草の夜風が妙に冷たい。スマホで店名を検索すると案の定「ぼったくり注意!」の文字が踊っている。なるほど。他の客がやけに大人しかったのも道理だ。どうやら、ママがしれっと口にした酒代がすべてこちら持ちだったらしい。道理でことある毎に乾杯乾杯と囀っていたわけだ。あの厚化粧に食わせるカクテル代を私が背負わねばならないとはなんたる不条理か。離島出の蛮勇娘・クロ子の誘いに盲従した報いが、これである。私は腹が立ってきた。よっぽど、彼女を責めようとした。無鉄砲も大概にしろと。が同時に自身の主体性の無さにも辟易した。指示待ち人間、道なき道を行く。とどのつまり、これはおあいこなのである。おかまの話は確かに面白かった。だが、金が絡むと笑いは霧散する。人間とはかくも不均衡な存在か。良心とはなんだ。私は無理やり、自分に言い訳をした。あれはチップだ。私たちこそ、あの悪辣な守銭奴に良心をくれてやったのだ。世知辛い世間を渡るため私は度々、良心という不定形な概念に折り合いをつけてお茶を濁す。クロ子はといえば「楽しかったから、まあいいじゃん」と涼しい顔で笑っている。その笑みが羨ましく思えた。彼女の豪放磊落な視界から見える世界は幸せな光で満ちているのだろうか。私は世界に苛まれているのだろうか。否。悩み多き優柔不断な私の世界にもそれなりに苦難という人間らしさが満ち満ちているわけでそこを比べてしまってはいよいよ負けな気がした。「どうしたの?」「なんでもない」それきり黙って歩きながらなんだかんだ私たちは良いコンビなのかもしれない。なんてことを思いつつ私たちの飲み屋巡りは大して酔うこともなく幕切れとなった。その後、私は無理にクロ子を説得しようやくスカイツリーに登った。眼下に広がる街の灯火はまるでトロイアの城砦のようで私は悠々自適の神気分に浸り存分にゼウスの傲慢を味わうつもりであった。が、青い空の端に茜色の夕焼けが大きく迫ってくる様がハルマゲドンを想起させ結局のところ「嗚呼、人生は黙示録」などと訳のわからない感慨に沈みながら私の姦しい休日は静かに幕を閉じていくのであった。 ?アカリ? ※公式LINEが凍結されてしまいましたのでお手数をおかけいたしまして恐縮ではございますが再登録をお願いいたします。※9月後半はお休みいたします。
浅草黙示録【中】
一通りグーグルマップに裏切られ彷徨いに彷徨いつつも私たちはなんとかいかにも歴史のありそうな飲み屋が肩を寄せ合って並んでいる目的の場所に辿り着いた。思いのほか店が乱立しているせいでどこに入るのが正解なのかわからなくなってきたがコンビニの飲み物は潔く前からとる派だ。と自慢にもならないことを誇らしげに宣うクロ子に倣いとりあえず賑わっている目の前の一軒に入ることにした。乾杯ビール。さよなら休日。その泡の苦いこと苦いこと。揚げたてのタランチュラを?みちぎったような味だ。麦の代わりにヒロポンでも入ってるんじゃないかしら。毒が回って周りのお客の笑い声が蟹の断末魔に聞こえる。頭の中まで泡だらけになりそうだ。こんなものを飲み干した日には脳みそが蟹味噌になってしまう。出ようか。言うや否やクロ子は立ち上がった。こういう時の彼女の衒いの無さはありがたい。なんだかんだ私たちは優柔不断と無鉄砲で良い組み合わせなのかもしれない。私は蟹味噌でそう思った。「いや、凄いね。あれで客商売が成り立つなんて。人類はまだまだ多様性に満ち溢れているよ」「多様性ってもう死語らしいよ」「ええ?勝手に流行らせといて代替品も置いてかずにトンズラですか?」「ダイバーシティの時代ですから」「小賢しい!」横文字アレルギーなクロ子は苛立ちを募らせた勢いで次の店に入った。これだからリモート・アイランドのバーバリアン・カルチャーはスケールしない。プリミティブなピープルにはリムジン・リベラルなアジェンダが通じないのだ。アーバン・エリートはチェンジング・タイムズをスマートにサヴァイヴしサステナブルでインクルーシヴなソサエティをデザインしていかねばならないというのに。そしてマイ・ブレインはすっかりボイルド・クラブ・エッセンスと化しコンセプトやナラティブはフロートしてはエフェメラルなバブルのようにヴァニッシュしていったのだ。…あのビールには本当にヒロポンが入っていたのかもしれない。間口の狭い、まるで洗濯機置き場のような小さなバーだった。カウンターが数席とソファで囲んだボックス席がいくつか。暗がりにピンクのネオンサインが湿ったように滲んでいる。ケバケバしい光を背にひとりが数人の客に囲まれ陽気な笑いを振り撒いて談笑している。多分あれがママである。ママは黒地に赤茶けた鶴が無数に飛び立つ刺?が施された派手で大きな法被を羽織り黒のショートボブに深い紫のニット帽を浅く被っている。やたらに騒々しいメイクとその口調・身振り手振りからしてどうやら彼…彼女は「おかま」らしい。「ちょっと面白そうじゃない?」クロ子はそう囁くと吸い込まれるようにその輪の中へ加わった。勢い私もそれに続いて並ぶ。「あら、あんたたち、初めましてね。観光?」「いや、そんな大したもんじゃないです。飲み屋を回ってるんですよ」私たちはとりあえず適当にカクテルを注文した。すると「ちょっと私も」と言ってママも同じものを自分のグラスに注ぎ込む。乾杯カクテル。さよなら性別。「そんでそれがカブトムシを煮込んだ味がして。もうゲロゲロでしたよ」「あんたダメよこの辺の安酒は混ぜ物だらけなんだから」「一体、何が混ざってるって言うんです?」「そんなこと言えないわよ。界隈から追放されちゃうわ」「え~?ママはもう生物学上からも追放されてるんだから怖いものなしじゃん」「あら、言うじゃないあんた。もう私飲んじゃうわよ、乾杯」クロ子とママは意外にも会話が弾みママはノリノリで自分の杯を空にしては満たし、満たしては空けていく。その喉仏を上下させながらの豪快な飲みっぷりはまるで食堂が太い血管に変わったかのように脈打ちゴクリゴクリというよりドックンドックンといった感じのオノマトペが聞こえてきそう。顔は暗い照明にぼんやりとしていて赤いのやら青いのやら区別がつかないがどうやらママはザルのようだ。私は瘤取り爺さんの宴会鬼をママのうるさい化粧顔に重ねてみた。かなりお似合いな気がした。「やっぱりヒロポンとか入ってたんですかね?」「まあ、あんた大人しそうな顔して突拍子もないこと言うわね。もう飲むしかないじゃない。乾杯」「だってあの後ちょっと言語中枢に異常をきたしたような気がしたんですよ」「あんた、そりゃマジックマッシュルームよ。キノコに乾杯ね。乾杯」なんだかんだで私もそこそこ楽しくなってきた。ママはことあるごとに乾杯を繰り返し調子よく笑い勝手に身の上話を繰り広げては涙目になったりと忙しかった。「あの人はねぇ、良い男だったのよ。アタシはそれからプリテンダー歌うたびに涙が止まらなくてねぇ。もう飲むしかないわよ。乾杯」クロ子は案外こういうのが楽しいらしく肩を揺らしてケタケタと笑っている。かくいう私も、誰かと他愛もないことで談笑するという行為は好物なものだからこの空間が割に心地よく感じられた。 ?アカリ? ※公式LINEが凍結されてしまいましたのでお手数をおかけいたしまして恐縮ではございますが再登録をお願いいたします。※9月後半はお休みいたします。
この女の子へ最初の口コミを書こう!
トップ