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アラビアンナイト 川崎 / ソープ

8:30~翌0:00

当日予約8:00~

神奈川県川崎市川崎区堀之内町13-8

JR川崎駅/京急川崎駅 ※送迎車ご用意致しております。

入浴料 11022,000円~

利用可能カード:VISA、MASTER

044-233-4152

※お電話の際に「ビンビンで見た」とお伝えください

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アカリの写メ動画一覧

アカリ(21)

アカリ(21)

T164 B88(E) W56 H87

本日出勤 11:00〜翌00:00

  • 投稿日時

    朱に染まる夜

    ――資本の香水は

    案外甘やかに人を包み込むものである。

    胸中に黒雲がむくむくと湧き立つ。

    アパレル店員という生きものが

    私を讃えるたびに、私は決まって

    眉をひそめずにはいられないのだ。

    「お似合いですよ」などと来た日には

    こやつ、資本主義の尖兵にして

    私の懐から福沢諭吉を

    さらい去る刺客ではあるまいか。

    あいや、諭吉はもういない。

    懐中にあるのはいかにも実業家然とした

    スーツ姿の渋沢栄一だ。

    ああ、諭吉の羽織袴が恋しい。

    だいたい千円札を金子泥棒に誂えるとは

    どういう了見であろうか。

    野口を財布に入れると

    お金が減りそうな気がするじゃないか。

    もう吉田松陰とかでいいじゃないか。

    それともなにかね

    この期に及んでお上は

    佐幕派しか認めないというのかね。

    私とて攘夷、攘夷と

    声高に叫ぶわけではないが

    昨今の移民問題については流石に…

    と、危ない。

    意識が政界に飛んで行くところであった。

    ともかく、笑顔の裏に

    薄く札束の亡霊がチラつく

    この店員を信じてよいものだろうか。

    しかしながら、残念なことに

    私には服のセンスというものが

    まるでない。

    脳内世界においては

    私はすでに何百回も

    ベストドレッサー賞を受賞している

    華やかな英雄である。

    なにしろ私の中では

    ローマ広場の噴水のように

    シルエットが洗練され

    色彩が秩序立って湧き出る。

    だが外部からの通信によれば

    「配色錯乱・輪郭崩壊・通信ノイズ過多」

    の三拍子が揃っているらしい。

    無線機の向こうで

    ザーザーと雑音ばかりが鳴って、受信不能。

    まったく失敬な話である。

    そもそも我が国は資本主義の上に

    自由主義の屋根を載せてこその

    文化国家ではなかったのか。

    なのにどうだ、この服屋ときたら。

    赤いコートに黄のスカーフを組み合わせ

    極彩色の全体主義を甘んじて受け入れよ

    と言わんばかりではないか。

    赤というのは止まれの色である。

    国家的に認定された警告色だ。

    それに身を包もうというのだから

    私はもう半歩で革命戦士である。

    実に空恐ろしい。

    これは困難きわまる問題だ。

    己が美学を貫き、結果として

    街路樹の影に縮こまるような窮屈さを選ぶか

    それとも店員の甘言に棹され

    資本の奔流に身を委ねるか。

    智に働けば角が立つ

    とはよく言ったものだが

    そもそも私はその智とやらを

    一滴も持ち合わせていない。

    であれば、角が立つのはこの場合

    店員の人生の方ではないか。

    さらば、私はただ

    流れる蜜を啜る小さな蜂にすぎない。

    ほらね、このように

    望遠鏡の角度を二度ばかり傾けてみると

    世の中というのは不思議と

    ハッピーセットな眺望を見せる。

    鬼と仏が同居して

    手を取り合って、セール中なのである。

    結局、私は店員の示すままに

    その赤いコートを抱えて帰った。

    鏡の前に立ち、自分の姿を見た瞬間

    「なんと美しい鮮やかな赤だろう」

    この色に染まってはならないと

    警戒していたが、私は断じてこの赤を

    全体主義の象徴に売り渡したりしないぞ。

    鼻の奥が少し熱くなった。

    赤は止まれである

    だが、その夜の私の心は、しんしんと

    踏切の灯のように静かに灯っていた。

    ?アカリ?

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  • 投稿日時

    畳まれた宇宙【下】

    「まず、タオルの裏表を確認して

    ふちが手前に来るように広げるんです」

    私の勝手な心配を余所に

    彼女は生け花を整えるようにして

    静かにタオルの端を持った。

    指先が空気をなでるように布の繊維をそろえ

    左右対称になるように縦に一度折る。

    その動きに一切の無駄なく

    されど一切の迷いなし。

    私は彼女の指先に利休の茶室を見た。

    次にもう一度、縦に折って細長くします。

    「このとき

    縁が見えないように内側に巻き込むと

    見た目がぐっと美しくなるんです」

    彼女の手元には茶室を抜けて

    枯山水が広がっていた。

    真っ直ぐな折り目でもって

    完璧な直方体に仕上げられたタオルは

    まるで最初からその形に作られたかのように

    布の厚みを均等に保ちながら

    柔らかな空気を存分に蓄えていた。

    「最後は三つ折り。

    端から三分の一のところで折って

    反対側も重ねます。

    ポイントは、力を入れすぎないこと。

    布が生きているみたいに

    少しだけ呼吸させてあげると

    ふっくらしますよ」

    枯山水に水が流れ込んで日本庭園となり

    大池から鯉が跳ねて天に登り

    龍となって太陽と

    地表を繋ぐ銀の柱が顕れた。

    大池に残っていた鯉たちは

    その柱の周りを群れを成して回転し上昇

    陽光は花吹雪のようにまばらに散って

    鯉たちの鱗をひとつまたひとつと覆い隠し

    やがて金色の鯉たちは黄龍となって

    青龍・朱雀・白虎・玄武を四方に従え

    空を呑み込み

    日の丸をもその腹の中にすっぽり納めて

    巨大なエネルギー体として大気圏上に鎮座

    世界は新たなる曙光によって照らされた。

    私は新たなる世界の誕生を

    眼前に見て祈りを捧げ

    このタオル地の中に存在する

    確かな宇宙の息遣いの

    敬虔なる信者になろうと

    その気配に呼吸を合わせた。

    そして私は空間と調和し

    禅を悟り、わびさびの概念に涙した。

    それ以来

    私は暇さえあればタオルを畳んでいる。

    癖ではない。もはや殉教の精神である。

    私は大いなる宇宙の意思に導かれ

    その終着の極点がタオル地という温もりと

    安らぎの隙間に閉じ込められたのだ。

    洗いたてのタオルを手に取り

    あの日の鬼ギャルの手つき所作を

    思い出しながら、掌の中に一枚

    また一枚と禅の神秘を作り出し

    棚に収めていく。

    勿論、最初はうまくいかなかった。

    些細なことから宇宙の法則は

    簡単にねじ曲がる。

    ある時はガンマ線がバーストして

    オゾン層に甚大な被害が及び

    星々は酸性雨に晒され、季節は常に極寒。

    大地は須らく地獄の最下層

    コキュートスと色を同じにした。

    またある時は沸点が-120℃以下となり

    美しき我らが水の星は灼熱の塊と化した。

    その都度に黄龍がその長大な巨躯で

    星を包み抱き、時空間を湾曲させて

    なんとか事なきを得た。

    四聖獣は蒸発しては召喚を繰り返され

    すっかり不貞腐れてしまった。

    全然四方を守ってくれなくなった

    四聖獣のために

    私は折り目に祈りを込めて畳んだ。

    すると、段々に折り目の歪みは整い

    バラバラだった厚みは中庸に落ち着き

    整った角と角がぴたりと重なった瞬間

    ささやかな達成感と共に

    四方から寿ぐような嘶きが聞こえた。

    私の心は一瞬にして

    感謝と歓喜に満ち溢れた。

    お歳暮には彼らに要らなくなったタオルを

    段ボール詰めにして

    送り付けてやろうと思った。

    ところがある日

    畳んだタオルを眺めながら、ふと気づいた。

    指先が、カサカサに乾いていた。

    掌の皮膚は細かな線を描き

    爪の周りには小さなささくれができていた。

    然し私は、その乾燥を誇らしく思った。

    美しさを追い求め、真理を追求する動作が

    我と我が身に刻まれてゆく。

    まるで指先を宇宙に浸したようだ。

    目に見えない勲章が、そこにはあった。

    傍から見れば

    淡々とタオルを畳んでいるだけの時間。

    だが私はその刹那刹那の一折ごとに

    今日という一日を畳んでいるのだ。

    誰と何を話したか

    何を何回咀嚼し嚥下したか

    皮膚を通して訴えかけてくる苦しみ哀しみが

    どれだけこの大地に漂っていたか

    果てない闘争の終着駅はどこにあるのか。

    絶望失望を乗り越えた先の光を

    この布で柔らかく包んで

    閉じ込めることができるだろうか。

    よしんばそれを包んだとして

    それを押し入れに仕舞って

    十界に平等にあるべき光を

    形而下の六界から、形而上の四聖に

    移してしまってよいのだろうか。

    心のざわめきが静まりながらも

    その色を濃くして

    十界互具の境涯を想いながら

    私はタオル地の上で座禅に耽るのであった。

    夜。

    洗面所の明かりの下

    手に残る乾いた感触をそっと撫でる。

    そこには

    今日という一日を刻んだ跡が確かにある。

    何かを大きく成し遂げたわけでもないが

    何かを大きく捻じ曲げることもないこの掌。

    しかして今日を確かに過ごした証として

    タオルと掌が静かに寄り添っていた。

    ?アカリ?

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  • 投稿日時

    畳まれた宇宙【上】

    ――指先ひとつで世界を折りたたみ

    己の小さな掌に収めた私がいた。

    ちょっとしたことで

    ガラっと景色が変わるなんてことが儘ある。

    例えばカロリュス・デュナンの絵画

    「ダナエ」。

    一見するとこれ、肉感的な女性の裸体を

    書いているようなのだが

    右上の方に申し訳程度

    金粉みたいなのが見える。

    実はこれ、金の雨に化けたゼウスが

    ダナエの寝床に侵入し

    関係をもつところの描写。

    この行為の結果に生れるのが

    後のメデューサ退治で有名な

    ペルセウスである。

    つまりこれは

    神話的な価値のある絵なのであって

    決してエロい目的で

    見るものではないのである。

    …んなわけあるかい。と。

    当時、キリスト教の没落によって

    勢いを得た文芸復興ルネッサンスによって

    こうなったら古代の宗教とかも

    見直してみましょうね

    うわ、ヘラクレイトスとかプラトンとか

    アリストテレスとかパネェ!

    これからは宗教じゃなくて哲学の時代だぜ!

    なんてノリでデカルトやヘーゲル

    カント、ニーチェ

    なんかが勃興してきた時代。

    これに乗っかって

    一方で画家や貴族たちは

    股間を勃興させていた。

    「ギリシャ神話ってことは

    神様は裸やんな?

    やったら堂々と裸書いてええやん?

    これは神話ですからね。

    俺は堂々と裸を書くぞ!」

    「おお!なんとスケベな絵だ!

    でもこれは芸術品やから

    買っても恥ずかしくないもんね!

    思いっきり自宅に立て籠もって

    自家発電するぞ!」

    キリスト教による性への抑圧が

    ルネッサンスによって爆発し

    建前さえつけりゃ

    とりあえず問題なしってんで

    こぞって春画のように

    芸術の名を冠したスケベ絵が

    売れまくったわけです。

    ナポレオンなんかも

    たっかい金出して自室に

    それはもうスケベな絵をコレクションして

    ナニをアレしまくってました。

    まあこのようにちょっとした工夫で

    絵画なんかも見方や価値

    用途がガラッと変わってしまうわけで。

    それは世の中のありとあらゆる

    森羅万象においても同じこと。

    例えばタオルの畳み方ひとつにしても

    折り方ひとつでカニカマが越前蟹

    アンガス牛が松坂牛になる

    ということもあるのです。

    昼下がりの陽が斜めに差し込む

    キッチンの窓辺。

    カーテンの隙間から零れた光が

    薄いレースを透かしたように

    部屋の中に模様を描いている。

    私はその中でタオルを畳んでいる。

    白くて柔らかい、何の変哲もないその布に

    今ではひとつの儀式が宿っている。

    きっかけは数週間前のこと。

    ふと立ち寄った雑貨店で

    迂闊にタオルを広げてしまい

    元の畳み方がよくわからず

    右往左往していた私。

    そこへ顔面が銀色に発光している

    パンク女子が近づいてきた。

    両耳にラメの如く穿たれたピアスの山。

    耳朶を貫く巨大な

    山芋のような、謎の動物の角。

    その他、目の下、額、鼻、唇、眉

    余すところなくシルバーやらなんやらで

    穿ちまくっており、もはや地肌の余白が

    イスラエルのアラブ人領土程度

    しか残っていないような彼女を見て私は

    反射的に

    「HUNTER×HUNTERにこんなのいたなぁ」

    「この子が操作系の

    念能力者だったらどうしよう」

    と、気が付いたら自分の顔が

    ヘルレイザーのピンヘッドになっている

    という未来を夢想して

    限りなく透明に近いブルー

    な気持ちになっていた。

    そうなったら私はタオルどころか

    自分の顔も畳めなくなる。

    いたたまれもしない。

    いたたたた。

    そうなればもう閉店ガラガラで

    人生という駄菓子屋を畳んで

    六文銭もって賽の河原まで

    夜逃げするしかあるまい。

    そんな蛇にピアスというか

    ピアスに蛇な彼女が

    まだスプリットタンにはなっていない

    されどかなり大き目なピアスを穿った舌を

    チロチロ覗かせてくる。

    「畳み方、直伝しましょうか?」

    なんと、人体改造の

    モルモット勧誘かと思われた彼女の正体は

    割とオーソドックスな

    この店の店員であった。

    しかもかなり親切な対応。

    高級デパートの婦人服売り場の

    やり手お局の如き淑女然

    とした振る舞いである。

    彼女は何か

    居場所を間違えていないだろうか?

    適材適所という観点から言えば

    このような新人類的顔面の持ち主は

    本来、竹下通りなどで無駄に自我を押し出し

    如何にもノリで友達と初めました的な

    常に仲間内でダベって

    訪れる客には会釈もくれない

    マイルドヤンキーなセレクトショップ界隈

    が拠点のはずである。

    ひょっとしたら彼女は今朝

    路地の曲がり角かなんかで

    「遅刻遅刻ぅ~」と食パン咥えて前方不注意。

    結果

    こちらもまた化粧ノリが悪く朝から心が乱れ

    つい左右の確認を怠って

    路地に突出してしまった

    勤続数十年のベテランOLと激突。

    炉端に尻もちをついたのではないか。

    「君の名は」的な「転校生」的な。

    または

    「シルバーチャリオッツ・レクイエム」的な

    シャッフルが起こったのではないかしら。

    ?アカリ?

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