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アラビアンナイト 川崎 / ソープ

8:30~翌0:00

当日予約8:00~

神奈川県川崎市川崎区堀之内町13-8

JR川崎駅/京急川崎駅 ※送迎車ご用意致しております。

入浴料 11022,000円~

利用可能カード:VISA、MASTER

044-233-4152

※お電話の際に「ビンビンで見た」とお伝えください

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アカリ

アカリ(21)

アカリ(21)

T164 B88(E) W56 H87

本日出勤 11:00〜19:30

芸術戦争【わび】

?

(お題:創作への苦悩

幻想と現実、一芸に秀でた者)

――人類が滅びても原稿は白紙である。

?

人のプライドとは気付かぬうちに

踏み付けにされてしまっているものである。

かくいう私も何度となく

益体もなしに踏みつけられてきた。

私のプライドはもはや

マサイ族が何も知らずに語感だけで作った

ボルシチみたいにグズグズであった。

なんかよくわからない虫とかも入っていた。

まだ発見されていない虫かもしれない。

これを摘み上げて学会に発表すれば

一躍私も時の人?

いやそんな場合ではない。

学会。私は学会にまたも裏切られた。

ア ホな選考委員によって受賞を逃した。

私小説の読み方も知らない阿呆どもめ。

私は、三日三晩布団の中で

呪詛を吐き続けていた。

?

しかし、思えば私の私小説は写実的過ぎて

ただの事実の羅列というか

日記帳というか

そんな風な体たらくだったので

嗚呼、こんなものを見せられた選考員たちは

何て気の毒なんだろうか。

何を言うか。

一切を偽らず書く気概こそが

文学の神髄だろう。

いやでもそれってあなたの感想ですよね?

?

ここ数日、私の中では幾人もの私が

自己を顕示すべく戦っていた。

私は私を論破することに私の全てを賭けて

戦う私を憐れな私だと私視点で見ていた私。

私は一分置きに思想が変幻自在に分裂し

もはや解離性人格障害一歩手前であった。

それもこれも私小説の読み方すら知らぬ

選考委員たちのせいだ。

阿呆め。

私の思考は同じトラックを

グルグル回るだけで、一向に先へ進まない。

私は限界だった。

?

家で一人クサクサしている私を見かねて

友人の画家が尋ねてきた。

「筆山君、そんなに塞ぎ込んでいても

神経が衰弱する一方だよ。

一つ絵でも見に行かないかね」

私は天井の染みを数えるのに

とっくに飽きていたので、盲目的に頷いた。

我が家の扉を開け放った友人が

偉大な羊飼いに見えた。

そして私は盲目の子羊。

果たして美術館に

解脱の救済はあるのだろうか?

なんてことを羊は考えたりしない。

羊は気がつくとある大きな絵の前にいた。

?

胡乱な絵であった。愚鈍な絵であった。

キャンパス中央に

仰向けに寝っ転がったピエロが

その姿勢で中空に静止して

虚脱したような顔で空を仰いでいる。

だらしなく開き切った口からは

何の思慮も理念も感じられず

とりあえず目立つようにというように

出鱈目に装飾された衣服は

カラーボールの海に飛び込んで

全身が玉だらけになって取れなくなった人

みたいに稚拙だった。

バラバラに反目している

玉の色が目に煩かった。

そして背景ときたら

これはもう描くのが面倒になったのか

ただ退屈なだけの田園風景が

壁紙のように張り付けてある。

?

「人間、こうなってしまってはお終いだな」

私は意図せずして呟いていた。

「いや筆山君

これはどうして中々の名画だよ」

友人は興奮していた。

見ると目に涙まで浮かべている。

「一体、これのどこが名画なんだい?

こんな、作者が自分の私生活を開き直って

画布に塗沫しただけの愚作じゃないか」

「筆山君は何もわかっていないね。

ここには人間の全てが描かれているんだよ。

退廃。迷妄。愉悦。極楽と地獄。

エロスとタナトス。画家と娼婦。男と女。

陰と陽。北斗と南斗。

嗚呼、ぼかぁこれを見るために

生まれて来たのかも知れない」

友人の頬を滂沱たる涙が伝った。

馬鹿な。

正直、私は絵に対しては門外漢だが

芸術的センスは文学と通じているはず。

画家も小説も

親戚みたいなところがあるはずだ。

その小説家たる私が

この絵は愚作だと直感で断じているのだ。

しかも私は私小説家であり

この絵はその私小説の悪いところを

片っ端から集めてふぐ鍋で煮詰めたような

食ったら芸術が死ぬような呪物だ。

それをばこの男は

一体どれだけ拙劣な感性でもって

画家などと名乗っているのか。

?

「絵守君はそういうけどね。

文学的に見てもこの絵に価値なんてないよ。

何せこの絵には何のストーリーもない。

バックボーンも見えない。

意図すらぼやかしている。

無能な画家が書いた

実に卑劣な絵じゃないか」

「なんだい、筆山君は絵に

筋書きがないといけないというのかい?

バックボーンや意図?

真実にそんなものはないのさ。

この世の真実とは、ただそこに揺蕩う

浮世と常世の狭間のようなもの。

それを絵に切り取ったら

そこに言葉なんて

理屈が入り込む余地はないのさ」

友人は鼻水を床に垂らし

嗚咽しながら講釈を垂れた。

私はその鼻っ柱を唐突に殴りつけた。

慣れない殴打に手首に激痛が走った。

拳が砕けた気がした。痛い。

もう少し自分を労って

殴ればよかったと思った。

?

?アカリ?

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