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アラビアンナイト 川崎 / ソープ

8:30~翌0:00

当日予約8:00~

神奈川県川崎市川崎区堀之内町13-8

JR川崎駅/京急川崎駅 ※送迎車ご用意致しております。

入浴料 11022,000円~

利用可能カード:VISA、MASTER

044-233-4152

※お電話の際に「ビンビンで見た」とお伝えください

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アカリ

アカリ(21)

アカリ(21)

T164 B88(E) W56 H87

ジューダス・クライスト【第三十九話】

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お題:異世界転生・歴史探訪

嘘つき同士の友情・最期の晩餐

希望と空虚・臆病者

据え膳食わぬは男の恥

正解と正しいは違う

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目を覚ますと

筆山は六畳一間で

カップ麺を吐き出しながら

ゲホゲホと咳き込んでいた。

どうやら、戻ってきた。

戻ってきてしまった。

生き残ってしまった。

筆山の目から涙は枯れ

代わりに鼻から豚骨が垂れていた。

数日後。筆山は絵守の墓石の前にいた。

そして、なけなしの金で買ってきた

紹興酒を墓の頭に浴びせながら独り言ちた。

「絵守。僕たちがなんだって

あんな世界に飛ばされたのかは

わからないがね。

僕は感謝しているんだ。

僕が君に会いに行かなかったのは

僕が一向に筆を執らなかったのは

白状する。怖かったんだ。

君は賞を取って世間に受け入れられた。

そして僕の元を訪ねてこなくなった。

癇癪を起こして君を殴った僕は

豚箱で辛酸を舐めた。

二年経って

やっと娑婆に戻ってきたと思ったら

君は更に遠い界隈へ行ってしまっていた。

君に追いつくために

僕も世に認められる大作を

書かなきゃいけないと思った。

地位も名誉も

君のサイドミラーから消されたような状態で

一体どんな顔をして

君に会えばいいのかわからなかった。

それに、あんな経験をして書いたものが

もし愚作だったら

僕は私小説家として終わりだ。

そんなプレッシャーが

無意識に双肩に圧し掛かって

僕を布団に磔にしていた。

つまりは、僕は自分が書いたものが

つまらなかったらどうしよう

評価されなかったらどうしよう

なんていう下らない

臆病風に吹かれていたのさ。

それで、その風が余りに寒いものだから

君や世の中を持ち出してあーだこーだと

堕落した現状を正当化するために

やらない理由を拵え続けていた。

ヌクヌクと何もせずに。

ひょっとしたら

君の方から訪ねてくるんじゃないか

君の方から堕落して

僕のところへ堕ちてくるんじゃないか

なんて益体もないことを期待して。

呆れた怠慢さ。

全く度し難いベルフェゴールだよ。

でも僕はあの世界で

バアル・ペオルになるくらいの

気概は得たんだ。

七大罪の悪魔からペオル山の主神へ

先祖返りして立身出世する。

その気概ってのはね。

とにかくグダグダ言わずにやることさ。

笑っちゃうくらいに単純だろう?

でも

世の中なんてそんなものだと思わないかい?

一つ、僕は君に約束をする。

僕は君との冒険を無駄にはしない。

命を賭して

あの世界で起こったことを全部

作品にしてみせる。

そしたら君、どれだけ凄いものになるか

わかりゃしないよ。

なんせこんな

エキセントリックな私小説を書けるのは

古今東西探しても

僕しかいないだろうからね」

筆山は絵守を見送り、そこから一か月間。

缶詰めになって小説を書き続けた。

それは筆山にとって最初の勇気だった。

それは筆山と絵守にとって

最期の思い出だった。

気が付けば、呑まず食わずだった。

筆山は

身体に栄養がなくなってダメになっても

魂だけで書き続けた。

席を立ってしまえば

二度と戻れない気がした。

絵守との約束を守る。

その一心で書き続けた。

そしてちょうど一ヶ月後。

筆山文彦史上初の大長編が完成した。

その原稿を前に

筆山は満足に微笑んでいた。

既に肉体は事切れていた。

しばらくして筆山の遺作が発表された。

『ジューダス・クライスト』。

その異色な説得力に人々は不思議と心打たれ

『ジューダス・クライスト』

は権威ある賞を総舐めにし

私小説にして

現代文学の最高峰とまで絶賛された。

非業の死を遂げた天才として

トニオ・サルバドール

マクダニエル・ゴンザレスの

再来とも評された。

そういえば顔がそっくりだ

ということも話題になった。

むしろそっちの方が

都市伝説として盛り上がった。

ドッペルゲンガー説、双子説、復活説

果ては陰謀論にまで波及して

オカルト界隈やディープステート界隈は

空前絶後の盛り上がりを見せた。

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どこかで誰かが私を呼んでいる。

暗闇の中で目を覚ました筆山は

その声だけを聴いていた。

やがて声は

闇の中から実体を伴って顕れた。

「遅かったじゃないか、筆山。

早くこれに着替えて準備をしてくれ。

まだ僕たちの目的は

達せられてないんだからね」

赤い外套を身に纏った絵守が

闇の中に口を

開いた光を背にして立っていた。

その手には

同じような装備が抱えられている。

「絵守。どうしたんだい君、その恰好。

まんまトニーじゃないか」

「僕もデビルハンターに

転生させてもらったのさ。

なんせ僕はまだ

あのサタンの口からユダを救えていない。

ユダの言葉の意味が

『裏切り』じゃなくなるまで

僕の戦いは終わらないよ。

勿論、手伝ってくれるよな。相棒」

絵守は装備を筆山の目の前に置いて

座っている筆山を

粗相したカツオを見下ろす

波平のようなポーズで見下ろしていた。

「わかったよ。

僕もヤツにやられっぱなしじゃ

終われないしね。

それに、コキュートスの氷を全部溶かして

希望に変えてやらきゃならない。

僕は焼きたてのパンになりたいと

願ったことがあったがね。

やはり僕は焼く側の人間なのさ」

筆山はそう言うと装備を身に纏い

外套を翻して光の彼方へ消えていった。

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?アカリ?

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