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高樹(35)
T164 B80(B) W56 H84

人間の身体の進化は凄まじい
と同時に過酷なコスパを求められてきた結果
筋トレの停滞期(プラトー)や
(日本人の筋肉は約 30%を速筋が占める
約 70%を遅筋が占めているので
他国の選手達と比 べてパワー系
スプリント系の種目は向いていない)
利用可能性ヒューリスティックといった
鍛え上げる必要を持ち
絶妙に様々な角度の負荷や思考を
己に課さねばならない
一方で生まれた瞬間から
強者の肉体をもつ生物は多く
生まれて直ぐ立ち上がれたりする
中でもゴリラは
パンチ力は2~5トン
握力は約500キロ
ゴリラの走力は時速40キロを記録している
それでいて草食動物なのだ
ゴリラが一日に必要な食事量は
30キロ以上とされる
これはひとえに
ゴリラの腸内に存在する細菌や微生物が
草からアミノ酸を生成する
機能を持っているからだ
(アミノ酸とは筋肉を作るための成分で
人間もたんぱく質を取り
胃腸で分解してアミノ酸を生成している)
ゴリラは肉や魚ではなく
草によってそれを可能としている
(ちなみにストレスに弱く下痢しやすい)
どれほど胸を痛め
崇高な念を掲げてヴィーガンになっても
人間が草食動物たりえない理由は
この物理的な身体の構造と進化にある
かつての自分は義務教育過程において
すべからく努力という努力に
意味を見いだせなかった
理想ばかりが無駄に高く
命の尊さを聞くたびに食へ抵抗を感じ
そのくせ空腹に耐えられず
泣きながら自分の意思薄弱さを嘆き
美味しく食べる矛盾に
身も蓋もなかった愚かしい時間を過ごした
呼吸一つとしてままならない
(水泳の授業は実に苦しかった)
手足も思う様に快活に動かず
体育はおろか何をやらせてみても
「鈍臭い」に尽きた
武者小路実篤にうつつを抜かし
優しい人になりたいなどと
熱を上げては朝顔すら枯らして撃沈し
自立を意識しては
天候如何に関わらず走り続け
高熱を出して寝込む
痛々しいことこの上ない人生だ
今日も今日とて
同じ人間という個体でありながら
性能や生命力の違いに
うちひしがれる
次世代の突然変異や
遺伝子の凄まじい進化の先を
希求してやまない
月曜日出勤します
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