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アラビアンナイト 川崎 / ソープ

8:30~翌0:00

当日予約8:00~

神奈川県川崎市川崎区堀之内町13-8

JR川崎駅/京急川崎駅 ※送迎車ご用意致しております。

入浴料 11022,000円~

利用可能カード:VISA、MASTER

044-233-4152

※お電話の際に「ビンビンで見た」とお伝えください

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アカリ

アカリ(21)

アカリ(21)

T164 B88(E) W56 H87

本日出勤 11:00〜19:30

トニーの馬鹿【不】

?

(お題:タイムスリップ

言語の壁、コミュニケーションの今昔)


一ヶ月が過ぎた。

凍えるような寒さ。死臭が漂う塹壕。

感染症に罹った者。

凍傷で動かなくなった者。足を引きずる者。

目の前の腐った友軍の死体の上を

それでも兵士たちは進んでいく。

頭上僅か数寸を飛び交う

黒い風から低く身を隠しながら。

大砲の破片が掠った者は

肉ごと吹き飛ばされた。

敵陣に突撃した同僚はバラバラになった。

いつ何時襲ってくるかわからない

敵兵の奇襲に怯え続け

発狂していく仲間たち。

「早く地獄へ堕としてくれ」。

塹壕の壁にそんな書き残しがあった。

そう、ここじゃ地獄の方がまだ生温い。

人間の罪業の極限は

ゲヘナの底よりまだ深い。

そんな中で、筆山は今日も眠る。

もう助からない友の呻きを子守歌に。

眠っている我が身に

砲弾の雨が降り注がぬよう祈りながら。

もはや開始五ヶ月で

百万人もの兵士が死んでいた。

奈落の暗がりに閉じ込められているのは

こちらばかりに非ず。

とっくに両軍とも限界だった。

一秒でも早く

この闇から解放されたかった。

死にたくない。殺したくない。

全ての兵士の望みはただ一つ。

「早く戦争が終わって欲しい」。

そのたった一つだった。

?

雪が降る。綺麗だ。

全てを凍結させてほしい。

そう思いながら

筆山は降り積もる雪を眺めていた。

その雪は、重なり、折あって

人の顔を成し始めたように見えた。

絵守の顔が顕れた。

絵守はヌクヌクとソファで

暖炉にあたりながらニヤニヤしていた。

全身が熱くなった。

筆山の体中に熱い血潮が流れ出す。

筆山はまだ生きている。

死にそうになる度

絵守憎しの一念をして魂を燃やし

復活し続けてきたのだ。

そして幾多の死線を越えてきた。

戦友たちの屍に囲まれた塹壕。

隣にはロバートが座っている。

「なあ、今夜はクリスマス・イヴだぜ。

信じられるかい?」

「ああ。どおりでみんな

センチメンタルだと思った」

「どうセンチメンタルなんだ?」

「いつもより静かだ」

「そりゃみんな死んでるからな」

「おセンチな戦場だな」

己がこの前線にタイムスリップしてきてから

一ヶ月が経ったということか。

今やフランス外人部隊で

軍事演習していた頃が遠い天国に感じる。

静かな夜だった。

今までで最も静かな

最も生と程遠い聖夜だった。

ただただ死の緊張だけが

夜を覆い尽くしていた。

?

澱んだ空気の中に突然、歌声が咲いた。

ドイツ軍の塹壕の方から

クリスマスキャロルが聞こえる。

「さ~いれんなあぁ~い…

ほ~おぉりぃなあぁ~い…」

誰かが歌っていた。凄まじい音痴だった。

しかし、こんな凄惨な場所に

こんな寂しい夜に

その歌はとても不似合いで

とても尊かった。

筆山は故郷の歌を思い出した。

歌の不得意な筆山が

毎年、学校で、パーティーで

嫌々歌わされていた、あの歌。

「き~いよぉしぃ~…

こ~おぉのよぉるぅ~…」

気付けば筆山は歌っていた。

悍ましい音痴だった。

しかし

相対する塹壕から響く音痴の二重奏は

奇天烈なハーモニーを生んだ。

最初は二人の小さな声だった。

両軍の兵士たちは黙って聞いていた。

しかし、暫くして

歌が重なって聞こえてきた。

ドイツ兵が一人、フランス兵がまた一人と

歌い始めたのだ。

ロバートも隣で歌い始めた。

長三度でハモっていた。

なんだか鼻についた。

だがロバートも、他の仲間も

初めて見るような安らいだ顔で歌っていた。

きっとドイツ軍の方でも

同じだったのだろう。

やがて歌は、両軍の大きな合唱となって

戦場に響き渡った。

その歌が、死神を掻き消したのだろうか。

さっきまで隣り合わせだった死の気配が

無くなっていた。

?

そして歌が終わった。

両軍から、大きな歓声が上がった。

ついさっきまで

命のやり取りをしていた両軍が

この夜、互い交わしたプレゼント交換。

自然と涙が流れた。

己たちは、人間だったのだ。

相手もまた、人間だったのだ。

この一ヶ月

すっかりそれを忘れていたような気がする。

小さな合唱祭を終えると

ドイツ兵たちは

木に蝋燭を付けた即席のクリスマスツリーを

塹壕の上に置き始めた。

それは、今夜だけは争わずに

ふクリスマスを共に祝おう。

そう願い込められた

ドイツ軍からのメッセージだった。

フランス軍はそれを恭しく受け取るように

攻撃を一切行わなかった。

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?アカリ?

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