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ちなつ(21)
T145 B86(D) W54 H78
夜の体育館。
開放時間はとっくに過ぎて、灯りは一部だけ。
汗で湿ったウェア姿のまま、バドミントンの後片付けをしていた。
「こんな格好で一人残るなんて、危ないだろ。」
低く響く声。振り向くと、彼が立っていた。
その目は、どこか獣のような色を帯びている。
「帰ろうとしてたの……」
言い訳を口にする間もなく、腕を取られ、壁へと追い込まれる。
汗ばむ肌越しに、荒々しくも熱い手が触れた。
「無防備すぎる、誘ってるのか?」
耳元に熱を吹きかけられ、膝が自然に震えた。
逃げる隙もなく、彼の手はウェアの裾をたくし上げ、素肌へと滑り込む。
「……あったかいな。」
低く囁きながら、太ももをなぞる手。
その指先は、ためらいなく敏感なところを探し出す。
「声、我慢できるよな?」
キスを奪われ、息もできないほどに深く絡め取られる。
押し付けられる彼の体温、乱れた呼吸、
すべてがじわじわと追い詰めていく。
体育館の奥、ほとんど暗がりの中。
身体は、彼の熱に溺れていった――
誰にも気づかれない、禁じられた夜の中で。
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