朝、目覚ましが鳴って起きなければいけないのに、「あと5分だけ」「あと10分は大丈夫」などと、また布団深く潜り込んでしまう、「２度寝」。
　今日はスッキリ起きようとするのに、ついついしてしまいます。
なぜ「2度寝」は気持ちいいのでしょうか。

理由の１つとして、2度寝が浅い眠りのためということが挙げられます。
石原務『睡眠と夢』（朱鷺書房）によると、人はある程度睡眠を取ると再び深い睡眠状態になることはできないといいます。
　浅い睡眠状態である2度寝では、光や音など周囲の環境から浅く遮断された状態になり、それが気持ちよさをもたらす原因であるようです。
春の陽だまりで頭がぼーっとなる、そんな状態に近いと言えます。
ですが、2度寝は結局浅い眠りなのですから、体にとってプラスになるというわけではありません。
2度寝をなるべくしないようにするには、眠りに落ちそうになったら、その日にする行動を思い出すようにすると効果的かもしれません。
寝る前に翌日のスケジュールを頭に思い描いてみるのも有効です。

本日もよろしくお願い致します。

なおみ