性の探求日記
初めてのSMバー Part 2
様々な性癖のお話が飛び交うSMバーでの一夜。
まずは入ってすぐ受けた obi拘束の緊縛が終わり、一息ついてカウンターに腰を下ろす。
obi緊縛のお写真は⬇
色とりどりのリボンで包まれて飾られてるような感覚と拘束感がとても好きだった。
終わってほっと一息、腰を下ろす。隣では常連らしき女性。カウンター越しにはスタッフでもあり緊縛師でもある方。2人は楽しそうに、そして熱を帯びた口調で「性」について語り合っていた。
縄の材質の話、責めるときの言葉の使い方、癖と羞恥と快感の境界線の話…。
私はぽつんと置いてけぼりにされたように、ただ耳を傾けていた。
分からない言葉も多くて、自分の知らない世界の広さにドキドキ。
でもその空気は、不思議と心地よい。
知らない言葉を学ぶような、知らない世界を覗くような感覚。
「性癖って、こんなにも奥深くて、ひとりひとり違っていて、語り尽くせないんだな」
そう実感させられた夜だった。
気づけば私も会話に混ざり、自己開示をしながら質問を重ねていた。
会話をする我々のその後ろでは緊縛講習会が進行中だった。縄に真剣に向き合う人たちの姿をチラチラ見ながら、
「私も縛られたいな」なんて、心の中で欲望をふくらませていた。
2時間ほど続いた講習会が終わると、練習していたひとりが私に声をかけてくれた。
「よかったら、縛らせてもらっていいですか?」
私は思わず笑顔になった。
「もちろん!練習台にしてください!」
講習を終えてなお、さらに練習を続けたいと思える情熱。
そんな姿勢に私は強く惹かれた。頑張る人間が、とても好きだから。
縄床へ移動して、私はその人に体を委ねる。
学んだばかりの技を必死に思い出しながら再現していくその姿。
数人に見守られる中、私はただ、力を抜いて縄の感触に身をゆだねていた。
そして完成したのが、写真の姿。
(写真)
──吊り。やっぱり、たまらん。
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SMバーに行くと、きっと誰もが自分の中の「性」を少し客観的に見つめ直す。
そんな不思議な感覚になる。
次はどんな出会いが待っているだろう。
あかねの「SMバー体験記」は、ここで一旦終わり。
また遊びに行ったら、ここでこっそり書きますね☺️
あかね