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公園の小道に沿って横たわる
1メートル以上ある小川に
飛べるかどうか人ごみが出来ていた
飛べれば駅までの近道になる
だがしかし
川に落ちれば膝まで濡れる
季節は夏も終わりの肌寒い秋で
揃いも揃って
いやいやと尻込みしながら
譲り合う状況
対岸が絶妙に遠いのだ
当然僕も他人事だった
野次馬みたいなものであり
大の大人が落ちるワケに行かない
単なるチキンレースじゃないか
おまけに今日はお出かけの服装だ
お高いスニーカーを履いて
カバンも愛用のスマホも
水に濡らすなんてありえない
大人は高みの見物に決まっている
そう思っていた
君が一言「楽しそう」と言って
飛んでしまうまでは
対岸で待つ君がまぶしい
君の笑顔がまぶしくて憎いまである
なんなら僕は人の話を聞くのが得意なんだ
一言くらい相談しても良かったじゃないか
僕を呼ぶ君
落ちることを内心願っているであろう
野次馬の群れ
そして妙に足の裏が滑る僕
そりゃ飛んださ
スニーカーの中で靴下が滑って
ふらついて落ちると思った
動悸息切れのCMを思い出すくらい
心臓が高鳴ったよ
顔面からは玉のように嫌な汗が出て
日頃の運動不足を呪った
おぉという間の抜けた歓声と
無邪気に笑う君
何気ない帰り道
手が震えるなんて
予想だにしなかったよ
これが吊り橋マジックというヤツかな
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