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透明なグラスに、琥珀色の液体を注ぐ しゅわしゅわと泡がはじけ グラスの縁は雲海に満たされる 細かい泡がパチパチ音を立てた 苦さを喉奥に押し込むように ゴクリと飲み 秋の紅葉を思わせる 真っ赤な首元に手をやって 丸皿の煮物をつつく 早晩の冷え込みが深まって 気づけば外套を着込んでいる 口の端についた泡雪を 指先で拭って店をあとにした ぼんぼりのように見える夜の街灯が ゆらゆら揺れていた ポケットに手を突っ込んで ちべたい、ちべたいと 首をすくめ帰路を急いだ 金曜日出勤します 10:00〜16:00 ご用命をお待ちしてます トップ