地域によって違う「色」がある

人あたりも風習も草木や空の色でさえ

同じ国でありながら異国のようだ

具体的には同じ英語でも

州ごとに訛りがあって、

海を超えてイギリス等まで

イントネーション以外に表記や発音

スラングまでが違う

それは日本にも多々ある

大阪や古都、東京から青森から沖縄まで

言語のみならず思考パターン、風習や

積み上げてきた歴史すら

同じ国でありながら全く違う色を成す

だから高度文明がいくら

均一を求めて利便性や代替、効率を

重視しようともままならない

遺伝子はゆらぎを産み、環境下で

種の根絶を防ごうと能力や生命力に

「十人十色」を発生させるのに

180度違う「恒久的な均一性」など

在りようがないのだ

人類は生命的に異常に未成熟な状態で

生まれ落ちた瞬間から

努力して足並みを揃えて

文化的な統制を図る為に

義務課程教育が必須とされるが

その「社会統率」や「均一性」に

目がくもり、健常者という指標を持った

古くは神の使いとして愛されたり

忌み子として閉じ込められたり

見せ物になり糊口を凌いだり

ヘレンケラーやサリバン先生みたいに

類稀な努力で地位向上すら会得したが

遥かな時間をかけて

繰り返されるグローバル化の波に

多様性や職の幅が広がった結果として

サヴァン症候群の天才の芽や

高IQのメンサ会員等の

胸踊る時代が到来した

我々人類は次世代に繋ぐ

天才の卵をどう認めて育成し

更なる高度文明に結びつけて礎を成すか

神から授かった生命の設計書から

常に試されているような気がしてならない

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