
また台風がどうとか言ってますね。
まだ6月よ…。
雨の日は何かを読もうと思ってる方に、今回は『亜獣譚』を。
東の国ノピンでは、感染者が恐竜のような姿になり人を襲うようになる「害獣病」が問題になっていた。
害獣駆除兵・アキミアは駆除の最中何者かに襲われ、その直後、弟を探しているという女性衛生兵・ソウと出会う。
アキミアはソウとの結婚を条件に協力することにするが…。
というのがざっくりしたあらすじ。
メインはアキミアとソウの「愛」の物語なんですが、生まれつきの感染者であるソウの弟や、かつてアキミアの同級生だった人物などの物語が絡んできます。
過酷な経験をしてきた人物が多いので、とても重い話なんだけれども、それだけに過去を乗り越えて進んでいく人々の姿は胸に来るんですよね。
黒幕的な存在はいるのですが、その人物が完全な悪とは言えないところも深いなと。
その人物がアキミアを支配下に置いた手口はあくどいのだけど、彼がアキミアにやらせたことで救われた存在がたくさんいるというのが、感情をどこに持っていけばいいのかわからなくなるという。
紹介しようとしといてなんなんですが、「ここがいい!」と書くのが難しい。
個人的には、クライマックスでの、ソウがアキミアを命がけで守ろうとするところがめちゃくちゃ好きですね。
ソウが優しさも強かさもしっかり持ってるのもいいなと。
アキミアが次第に人間としての弱さを出していくのが対象的だけれど、ソウがいるからそこに目を向けられるようになったのかなと思ったり。
途中で出てくる、研究者夫婦の話も涙無くしては読めません。
全然うまく紹介できてませんが、気になった方は是非とも読んでみてほしい。
ハッピーエンドです。