
今回は、映画『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』をオススメしたいなと。
舞台を映画化したロックミュージカルです。
ざっくりしたあらすじは
主人公ヘドウィグが、自分のバンドを引き連れ、自分の曲をパクって有名になった元彼トミーの全米ツアーを追いかけていく
というもの。
なんですが、これは「自分探し」の物語なのかな、と。
ヘドウィグは、元々「ハンセル」という名の東ドイツで生まれた男性。
ある米兵とイイ仲になり、性転換手術を受けて彼と一緒にアメリカに行こうとするハンセルに、母親が自分の名「ヘドウィグ」とパスポートを与えたのです。
無事渡米はしたものの、性転換手術は失敗し、「1インチ」だけ残っている状態。
夫なった米兵にはすぐに捨てられ、ベルリンの壁は崩壊、その後トミーと出会って恋に堕ち、自分の音楽の全てを注ぎ込みますが、「1インチ」が原因で別れることに。
自分の名前じゃない、男性とも女性ともいえない、故郷の東ドイツもない、自分の作った曲も他人のものにされている、そんな感じなんですよ。
それゆえか、ヘドウィグは自分の「半身」を追い求めています。
「遠い昔、人間は2人で1人だったので、別々にされてしまった今でも、自分の半身を探してる」ってやつですね。
でも、ヘドウィグが見つけた半身は「自分自身」だったんじゃないかな、と。
クライマックスで、ヘドウィグは歌いながら、女装をかなぐり捨てて、ありのままの自分に戻っていくのですよ。
体に半身の話を表したタトゥーがあるのですが、それもラストでは「完全体」を表したようなものに変わっているし。
最初観たときは、ラストがどういうことかわからなかったのですが、2回目で「ありのままの自分自身を受け入れた」ってことなのかなと思ったんですよ。
名前が何だろうが、性別が何だろうが、生まれがどこだろうが、自分は自分なのだと。
「自分自身」というものに悩んでいる方は、ちょっと心が楽になるのではないかなと思います。
あんたはあんただし、あんたを幸せにするのはあんた自身よ!ってことなんでしょうね。
劇中の曲の数々もカッコイイので、興味のある方は是非。
ちなみに、Google検索で出てきたジャンルとあらすじがちょっと間違ってるのは、一体どうしたらいいのかしらね…。
モヤモヤするわ…。