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ことほぎを知ったのは
人の入れ替えの激しかった
しがないバイト時代だ
定型文みたいなのっぺらぼう
毎回交わされるお決まりのセリフ
バイトを辞めてゆく人と
連絡を受ける社員の言葉
なぜ益々のご健勝を祈るのか
なぜ至らず申し訳ございませんなのか
太古から使い古し
祈り続ける「ことほぎ」が
本音や個性をオブラートに包み
まるで社会という名の
液体か何かになれた気にさせる
「あけましておめでとう」
「寿」
「迎春」
ある種の行事、節目で
素晴らしい気持ちにさせてくれる
「ことほぎ」は世界中にあって
そういうものだと思わせてくれる
そして別れも「そういうもの」だと
感情も感覚もなんなく切り替えられて
次の日から日常をつつがなく続けられる
不思議なスイッチだ
きっと、この「ことほぎ」が
本音と建前を作り出す
本体なのかもしれない
月曜日出勤します
10:00〜16:00
ご用命をお待ちしてます
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