ぽは〜！まりかです🌻

ぎゅっと手をつないだ。

手が離れないように。

そこにはただ
守りたいという
優しさに溢れた力のみが
込められていれば素敵だった。

もどかしさと悔しさと憤りと。
あの力には込められていたと思う。

握りしめた手をそのまま引っ張り
希望のある女の子グループへと歩み寄る。

「〇〇ちゃんとご飯たべてくれる？」

断られた。

次の女の子グループ、
次の女の子グループへと
順に声をかけるが
見事に断られまくる。

クラスのみんなの目が
わたしたちへと向かう。

わたしが同じクラスだったら
こんなに楽なことはなかった。

学校のルールは馬鹿馬鹿しい。

特別支援学級の彼女の涙は止まらない。

お昼の終わりの時間も
刻々と近づいてくる。

自分の空腹と時間と労力と
プライドとクラス内での人権と。
すべてを犠牲にして彼女を助けようとしていた。

なのに

なのになんで

いいことをしているはずなのに
どうして

こんなにも
惨めなのだろう。

【今日出勤❣️】