この数日、棘ばかりの日記を書いてる。

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きっと普通の女の子なら書かないようなこと。

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それを読んで「素直すぎて逆に面白い、会ってみたくなった」って

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予約してくれたお兄様がいた。

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「俺がその立場だったらそう思うよね」って

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笑ってくれたその優しさに、少し救われた。

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今日は“なんでそんな気持ちなのに出勤したの？”って

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聞きに来たんだって。

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気づけば、せーらの生い立ちから

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どうしてこの仕事を始めて、

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どうして辞めるのかまで

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静かに、ゆっくり話してた。

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最後に「幸せになってね」って言って

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指一本触れずに帰っていく背中を見た瞬間、

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胸の奥がぎゅっと痛くなった。

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あのとき、抱かれていればよかったのかな。

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でも、そうしなかったからこそ

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あの言葉が、まだ心の中で光ってる。

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少し惚れかけたのは、秘密。

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もう二度と会えないことだけが、現実。