
ちあきです🐰
以前、日記で「本の差し入れ大歓迎❣️」と書いたんですが、
ほんとに本の差し入れいただいたので、宣言どおり読書感想文書きたいと思います📖
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『グレート・ギャッツビー』F・スコット・フィッツジェラルド
言わずと知れたアメリカ文学の名作。
ギャッツビーの、アメリカ然とした、フロンティア精神につき動かされた故の、夢にやぶれたときに終わりを選ぶしかないことの切なさと、虚しさが見事に描かれていると感じた。
特に、ギャッツビーの父親が最後に出てきて、訳知り顔で息子の話をする(一方で彼はギャッツビーに何を与えていない――食べ方が豚のようにかがさつだと言われて、叩く以外のことを)。それはもしかしてたら冒頭でニックが父が受ける訓示に対比されるかもしれない。何にせよニックには背を見るべき父がいる、帰る故郷がある。
ギャッツビーにはそれがない。進む以外に道のない男は、躓けばやはりあのラストしかないのだ。
とういうところが極めてアメリカ文学的で面白いかったです!✨️
村上氏の解説も、一癖ある感じでとてもよかったです😋