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女がおもむろに脱ぎ始める。
それはプレイが始まる合図だった。
ゆっくりと、見せつけるかのように彼女は動く。
指先が肩紐に触れる。
それだけのことなのに、空気がひそやかに張りつめる。
ほんのわずかに視線を伏せて、何もかもわかっているような微笑みを浮かべながら、彼女は片方の肩紐をすべらせた。
布がはだけ、なめらかな肩の曲線があらわになり、部屋の薄暗い照明に照らされる。
男は何も命令されていないのに、何も言えず、一歩も動けず、ただただ魅入ってしまう。
女はもう片方の肩紐に指をかけ、妖艶な声で問いかける。
「‥見たいの?」
どうしようもなく渇きが止まらない。男はかすれそうな喉で答える。
「見たい‥です‥。」
「仕方ない子ね。」
女はクスリと笑い、肩紐を下げる。
支えを失った服は彼女の身体のラインに沿ったまま、ほんの少しだけ沈む。
腰のラインをなぞり、
指でなぞるように布を導いていく。
ワンピースはパサリと足元に落ち、残されたのは彼女の身体の輪郭と、余韻。
静けさの中で、心臓の鼓動だけがやけに大きく響いていた。
「さぁ、始めようか‥♡」
桜井あいか
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