小学何年生の時だったか‥

大寝坊をしてしまった事があった。




家から学校までは
徒歩で３０分以上かかるのに
私が家を出発したのは
始業時間の１５分前?



どう足掻いても、遅刻は確定である‥




しかし、この頃はまだ
“諦める”という事を知らなかった私は
『頑張ったら間に合うかも～＼(≧∇≦)／』
と、一縷の望みを賭けて
通学路を猛ダッシュ??




しばらく走っていると
前方に古～～いクラウン?が停まっており
大音量で音楽を流しながら
窓全開で大熱唱している男がいた。




私は、子供心に
『やべぇ大人がいるもんだ』と思ったが
よく見ると、それは私の父だった。




どうりで見覚えのある
変わった?だと思ったら‥?




その日、仕事がお休みだった父は
たしか私が家を出る時
コーヒーを飲みながら
新聞を読んでいたはず・・




なぜ、通学路にいるのだろう




そして…




なぜ、誰が通るとも知れない場所で
窓全開で大熱唱が出来るのだろう…




そんな事を考えながら、急いでいる事も忘れ
しばしその場に立ち尽くしていると
私の姿を見つけた父が
『おーい、乗れよ?』
と、こちらに向かって叫んだ。




車に乗り込み
こんな所で何をやっているのかと父に尋ねると
遅刻しそうな私を送ろうとしたけれど
母に知られたら
『寝坊した本人が悪いのだから放っておけ』
などと言われると思い
黙って家を出て、通学路で私を待ちぶせ
していたらしい…?



大熱唱しながら




まぁ‥
少々ファンキーな趣味と性格がゆえに
度々困惑する事もあったが
私がピンチの時は
いつも光の速さで駆けつける
優しい父なのだ?




そんな父と私は、その後２人で楽しく
大熱唱しながら学校へ向かった???




残念ながら、始業には間に合わなかった
けれど
大熱唱した事で
ある種の満足感を得られたせいなのか
遅刻など
もうどうでもよくなっていた…?






その時、大熱唱した曲がコチラです




父は、この曲が好きだった様で
私が子供の頃
車に乗るとよくかかっていました??




さっき、YouTubeを見ていたら
偶然オススメに出てきたので
今夜は、懐かしい思い出とともに
この曲を聴きまくる
ラズベリードリームの夜?










週末の夜、皆さまは
どんな風にお過ごしでしょうか～