出勤前は支度をしながら、なんとなく胸が高鳴ります。

理由はないのに、誰かに触れられた時の温度だけ思い出してしまうことがあります。

お客さまの顔も名前も浮かべない。

けれど、肌に残った「人の温度」だけは、ふとした瞬間に思い出します。

指が肩に触れたときの、あのゆっくりした動き。

視線が合った瞬間に、少しだけ呼吸が浅くなる。

それだけで、身体の奥がじんわり熱くなる。

今日選んだ下着は淡いベージュ。

誰のためでもないのに、不思議と気持ちが落ち着く色。

鏡に映る自分を見て「悪くないかも」って少しだけ思った。

部屋の照明をいつもより暗くしたら、

影が肌のラインを優しくなぞって、

触れられる前から、もう触れられたあとの気分になっていた。

時間の流れがゆっくりに感じる日ってあるよね。

今日は、そんな日。

会いに来てくれたら、

名前も知らない“あなた”に合わせて、

ゆっくり、少しずつ距離を縮めるよ。

誰でもないけど、

あなたの気分に寄り添えるように

明日は9時からお誘いお待ちしてます🐈‍⬛⸒⸒⸒⸒🐾❤︎

璃乃