きっとこの世の中に、「一度も嘘をついたことがない人」って、いないんじゃないかなと思います「嘘は嫌い」という気持ちの人はいても、どこかのタイミングで、なにかしらの嘘をついた経験って、誰にでもあるんじゃないでしょうか

自分を守るためにつく嘘もあれば誰かに好かれたくてついてしまう嘘ときには、自分にはまったく得がないのに、相手のためだけにつく優しい嘘もあります

風俗のお仕事って、特に「嘘」とすごく近い世界だなと、日々感じています。わたし自身、プロフィールからしてすでに“演じている”部分があって、そこに申し訳なさを感じてしまう瞬間もあります

でも、だからこそ思うんです。わたしがお客様の前でつく嘘は、自分のためだけの嘘じゃなくてその時間をもっと楽しく、もっと心地よくしてもらうための“やさしさのある嘘”“愛のある嘘”でありたいなって

わたしがお話しすること、すべてが真実とは限らないかもしれません。でも、少しでもお客様が笑顔で帰れるようにと願ってわたしは心を込めて伝えています

もちろん、嘘がない関係がいちばん理想かもしれません。だけど、この世界の中では「全部が本当じゃないからこそ、見えてくる本質」もあると思うんです

だからもし、わたしの言葉の中にどこか違和感を感じたとしてもその奥にある“気持ち”や“思いやり”の部分をやさしく受け取っていただけたら嬉しいです

今日もちょっぴり真面目なお話になってしまいましたが心のどこかに、すっと届いていたら嬉しいです