ねえ、入ってきた瞬間から、ずっと目が泳いでたね。
そんなに緊張して……可愛い子。
まるで迷い込んだ仔猫みたい。
でも安心して、ここは“アミ様”の檻。
あなたが震えても、逃げられる場所なんて、もうないよ。
「挨拶は? 私のこと、なんて呼ぶんだったかしら?」
わざと、耳に唇を近づけて囁いたら──
あなたの喉が、ごくんって鳴ったわね。
ほら、見て。首筋、じっとり汗ばませてる。
私の声だけで、こんなに反応して。
本当に、純粋なM男くんね。
……そんなあなたが、私の一番のお気に入り。
リードをつけてあげるときの、その震えた瞳。
目隠しをして、「何が起きるかわからない」って不安と興奮が入り混じる顔。
全部、ぜんぶ、愛おしい。
「何をしてほしいの?」
問いかけると、あなたは答えられずに唇を噛む。
だから私、爪を立ててあなたの胸元をゆっくり撫でたの。
「あぁ……」
その小さな喘ぎ声。
その音がね、たまらなく好きなの。
もっと聞かせて?
もっと喘いで、泣いて、私だけに全部見せて。
あなたの恥ずかしいところ、気持ちいいところ、ぜんぶ、私のものにしてあげる。
命令されることでしか快感を得られないあなた。
欲望を素直に口に出せず、でも渇望しているあなた。
そんな姿、最高にそそるのよ。
「いい子にしてたら、ご褒美。
でも、調子に乗ったら……そのぶん、キツくしてあげるから、覚悟してね?」
さあ、今夜はどこまで堕ちてくれるのかしら。
壊れる寸前の顔、また見せて──
私だけの、忠実で甘いオモチャちゃん。
今夜も2人で幸せに浸ろうね??
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